怪奇なおばさんの読書ノート

読んだ本、見た映画、聴いた音楽などなどの感想。

「本を守ろうとるす猫の話」「スピノザの診察室」夏川草介

少年と大量の本ということで カルロス ルイス サフォンの 「風の影」を思い出し、非常に期待して聴いたため 期待外れだった。 ★★

男子高校生が亡くなった祖父の古書店を継ぐ決心をするまで 本を巡って問題行動のある(極端な)人から本を救う?というような話。

ともかくサフォンはお勧め。

 

主人公は 京都の病院に勤務する医者、本当は大学病院で将来を期待されていた才能ある医師だったが、妹の忘れ形見の息子(小学生)を育てるために大学病院ではなく市内のあまり大きくない病院に転職しそこで 出会う医者や看護師、患者と家族とか?との人間関係の話。 作家本人がお医者さんだそうで、こちらの方が まあまあおもしろく読み進められた。 ★★★。