浮世の画家 カズオ イシグロ ハヤカワepi文庫
日々の名残りがブッカー賞を取った時に読んで その後 わたしを離さないで がブッカー賞候補だった時 こっちは英語で読んだ。
それから何年も読まなかったら びっくり昨年ノーベル賞を受賞。 そんなに評価されているとは知らなかったな。 前に読んだ二作は まあ良かった。
友人が貸してくれたので 読んだが 最初は何の話か? 何が言いたいのか?などと思いながら読んでいた。 第二次世界大戦時に 戦意を高揚するような絵画とか版画で一斉を風靡した画家が戦後引退して年老いてきた時に何を思うのか? さまざまな過去の記憶を共に描かれている話だった。 日々の名残りを彷彿させるところがあった。 生きているけどもう過去の人。。。という感じで。
読み終わってから知ったのは日々の名残り 以前に書かれていて 結構評価されていたとのこと。
私はそこまで おもしろいとは思わなかったけど。 何が問題なのか という点がずっと後まではっきりしなかったところがちょっといらついた。 登場人物のキャラクターにもそれほど魅せられなかったし。