怪奇なおばさんの読書ノート

読んだ本、見た映画、聴いた音楽などなどの感想。

女神さまと私1,2(マンガ)ー波津彬子

波津彬子さん、もう最高!です。
欲しいと思っていたマンガでしたが、友人の方が先に買って貸してくれました。

舞台は20世紀初頭くらいのイギリス。 エジプトファンで考古学の援助者であった実業家の祖父を持つ
若い女性のイーデスが主人公。 子供の頃からエジプトによく連れて行かれたことからエジプト学の学者に
なった兄と違い、イーデスはエジプト嫌い。 知人から死にかけている子猫をもらったのだけど、実はその猫は
古代エジプトの猫の神の生まれ変わりで、イーデスを巫女にしてかつてのような神殿を構えたいと望みます。
イーデスはもう少しでどうしようもない男性と結婚するところでしたが、(女神さまのはからい?で)婚約を破棄し、
自分は世間知らずだから働くといいだします。 そこで兄が勤めている大学の資料室の整理の仕事に就きます。
もちろん、古代エジプトの資料。 というわけで古代エジプト、猫の神様がらみでいろいろな事件が起こる
わけです。 波津さん特有のユーモアもたくさんあって、そして癒されます。 イーデスはこれからどうしたという
こともなく話は完結しているのですが、満足できる終わり方でした。
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